JIS Q 9100認証による品質管理システム
「顧客の要求に応える品質管理力」を仕組みから支えているのが、「JIS Q 9100認証」です。当社では下記のような仕組みを構築し、運用しています。
①方針管理の浸透
- 社長が年度末に次年度年間品質方針を発表します。
- 社員が品質目標展開・実施計画を年度末にそれぞれ作成します。
- 2ヶ月毎に社長と進捗レビューを実施します。(月毎に自己評価と振返りの個人面談実施)
②プロジェクトマネジメント・リスクマネジメント体制
- 金型の受注は「未検証度」「影響度」で採点・評価して、受注の可否決定を行います。
- 評価によりプロジェクトリスク管理表にてリスク軽減処置とリスク管理を実施します。
※但し、社内の工程変更や協力会社への協力依頼でQCDのリスク・低減可能な案件は受注していきます。
③形態管理の確立
- 構成管理品目の識別区別として、金型1点毎に管理番号を付与します。加えて、全てのプロセスの流れを管理し、監査により合格した製品のみ出荷します。
④妥当性確認の徹底
- 設計完了後に、社長が計画等を確認し承認します。
- 金型は、WAX成形機にて試作し妥当性の確認を行います。その後、認定者が出荷の許可を出します。
品質管理力向上のための「育成」
年1回の「力量評価判定」
人材育成の一環として、JIS Q 9100のマネジメントシステムに基づき、年1回の力量評価判定による各種教育訓練を実施しています。
※力量とは?:作業・仕事をするために必要な能力(知識・経験・資格等)を指します。
力量評価に基づき、教育計画を策定し、社内でのOJTの他にも、県内外への研修セミナーの参加や、外部講師を招いての研修等を実施しています。
また、朝礼での作業報告と毎週進捗ミーティングを開催し、完成品に対する各自の役割・責任から、自らの業務の重要性を再認識し、やる気の醸成にも注力しています。
新人の技術レベル向上の為に
顧客毎の品質管理規定に準じた、仕様書・手順書を作成・運用しています。
- 顧客別金型設計仕様書
- 顧客別製作手順書
- 社内規格金型設計仕様書(当社の設計ノウハウを集約した設計書)
- 不適合、予防処置事例集
上記を元に新人等の技術レベルの向上を図っています。